市川市  <プラネタリウム>チバニアンの星空を再現

市川市     <プラネタリウム>チバニアンの星空を再現

 

プラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんの新作プラネタリウム番組「Ancient Stars」が29日まで千葉県立現代産業科学館(同県市川市鬼高)で上映されている。タイトルは「太古の星」の意味で、50万年前の星空を再現した。

同館は毎年夏に大平さんの新作を上映しており、今年で13回目。中期更新世(77万年前~12万6000年前)の地質時代が「チバニアン」に命名される見通しになったことに着想を得て、人類が火を使い始めた頃の星空を再現し、文明の発展の歴史をたどる。

大平さんはプラネタリウム製作会社「大平技研」(横浜市)代表で、これまでの常識を覆す投影システムを開発し、世界的にも知られている。今回も光学式投影機と17台のプロジェクターによるデジタル映像を融合させた投影システム「メガスター・フュージョン」を採用し、本物の星空のような臨場感のある映像が楽しめる。

上映は1日4回で、約30分間。19日は2回、大平さんの解説による特別番組が上映される。入館料(大人500円、高大生250円)。月曜休館。問い合わせは同館(047・379・2005)。