船橋市  肩の脱臼:2 シーズン途中の手術決断

船橋市

(患者を生きる:3652)スポーツ 肩の脱臼:2 シーズン途中の手術決断

2014年に左肩を脱臼したプロクライマーの杉本怜さん(26)は16年4月、船橋整形外科病院(千葉県船橋市)を受診した。
スポーツ医学・関節センター長の菅谷啓之(すがやひろゆき)さん(58)は、「反復性肩関節亜脱臼」と診断した。球状の腕の骨の先端と、その受け皿となる肩の骨の周辺にある靱帯(じんたい)が傷つき、腕の骨が受け皿から外れそうになっては元に戻るのを繰り返す状態だ。
菅谷さんは「日常生活には問題ないが、肩を安定させたいなら手術をした方がいい」と話した。杉本さんが知る限り、W杯レベルの選手で肩の脱臼の手術を受けて競技に復帰した人はいなかった。……