尖閣航行の中国潜水艦、巡航ミサイル搭載可能

尖閣航行の中国潜水艦、巡航ミサイル搭載可能

 

日本政府が、沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域内を11日に航行した中国海軍の潜水艦について、原子力潜水艦「商(シャン)型」と断定したことが分かった。

複数の政府関係者が明らかにした。

中国の原潜を巡っては2004年11月、「漢(ハン)型」原潜が沖縄県の多良間島周辺の日本領海に侵入して潜航したことが確認されたが、尖閣諸島周辺の接続水域では初めて。

政府関係者によると、「商型」は「漢型」の後継として開発された攻撃型原潜。核を積んだ弾道ミサイル(SLBM)は搭載できないものの、巡航ミサイルの搭載は可能だという。政府は、潜航能力や静粛性などを詳細に分析すると同時に、尖閣諸島周辺などでの警戒監視を強める方針だ。