市川市    市川市文化会館

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葉加瀬太郎 12万人動員予定、50本に及ぶコンサートツアーが開幕

 

今年も葉加瀬太郎のコンサートツアー『葉加瀬太郎 コンサートツアー 2018「ALL TIME BEST」』が、9月11日(火)に満員御礼の東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて幕を開けた。

同ツアーは8月1日に発売されたベストアルバム『ALL TIME BEST』を携えて行なわれる。彼の50歳を記念したこのアルバムはこれまでのキャリアを総括した初のオールタイムベストであるだけでなく、代表曲「情熱大陸2018~フルオーケストラ ヴァージョン」「Etupirka2018~デュオ ヴァージョン」の新録2曲も収録されている。

フル・アコースティック・サウンドの限界に挑戦した昨年の『VIOLINISM III』ツアーとは雰囲気を変え、今年はアコースティックだけではなくエレクトリック楽器やコンピューターも使ったいつものハイブリッドなサウンドにさらに磨きをかけての登場だ。

バックを固めるメンバーは同じHATSレーベルの盟友、鳥山雄司(ギター)、葉加瀬と同じく東京芸大出身の榊原大(ピアノ)と柏木広樹(チェロ)、リズム・セクションにはフュージョンやJ.POPからも引っ張りだこの川崎哲平(ベース)と玉田豊夢(ドラムス)そして仙道さおり(パーカッション)、さらに大島俊一(キーボード・サックス・フルート)とクライズラー&カンパニー時代から葉加瀬の右腕的存在の八巻誠(マニュピレーター)という鉄壁の布陣。CDで聴く以上に重厚でダイナミックな演奏を聴かせてくれる。

さて、コンサートは「Another Sky」でスタート。ヴァイオリンとチェロで始まり、続いてヴァイオリンとガット・ギター、最後にヴァイオリンとピアノという構成の贅沢なデュオ・ヴァージョンだ。そしてバンド全員による「A Different Day」「陽のあたる家」、MCをはさんで「ひまわり」「WITH ONE WISH」と人気曲が冒頭から惜しげもなく演奏される。

ここでギタリスト/プロデューサーである盟友、鳥山雄司を紹介。曲は榊原のピアノ・ソロに導かれ、「Time and
Time again」へ突入する。じつはこの曲、鳥山雄司が参加しているユニット、ピラミッドによる発売されたばかりのアルバム『PYRAMID 4』からの、葉加瀬太郎をフィーチャーしたナンバー。もちろん、鳥山雄司のエレクトリック・ギター・ソロも聴きどころだ。

続く「冷静と情熱のあいだ」を経て展開する軽めの物販紹介も進行上の程よいアクセント。そして前半最後は「水族館~春~新世界」とクライズラー&カンパニー時代のクラシック・レパートリーをメドレーで爽やかに締めくくった。

休憩をはさんで始まった後半は、ビリンバウを持って舞台前方に登場した仙道さおりをフィーチャーしてエキゾティックにスタート。仙道はバラフォン、ガラブッカと民族的なパーカッションを操り、中東的雰囲気を持つ「ARAB EXPRESS」を鮮やかに飾って見せた。

そして波のSEも気分を盛り上げてくれる夏気分満載のリゾート・メドレー「船上にて~シシリアン セレナーデ~長崎夜曲」が、これまた爽やかでいい。この夏、バカンスに行けなかった人へのタイムリーな贈り物であるかのような粋な計らいだ。続く「エトピリカ」から、分数ヴァイオリンを用意してお客さんを舞台にお迎えしての ~ヴァイオリンを弾こう~ も和めるコーナーだった。

さあ、いよいよコンサートも終盤を迎える。仙道のバウロンとタップ、榊原のピアニカをフィーチャーした「One pint of love」から、コンサートのハイライト「情熱大陸」へと一気にヒートアップ。コンサート・グッズである“ハカセンス”をメンバー全員が振り、大いに盛り上がった。メンバー全員の高い演奏能力でじっくり聴かせる要素はもちろん、お祭りとして楽しめることにもこだわったコンサートだ。

そして、アンコールは美しい音色とメロディが印象的な「瑞風」と「万讃歌」。ヴァイオリンという楽器は本来、クラシック音楽の楽器である。そのヴァイオリンの可能性を探り、インストのマーケットを独自な形で開拓していった葉加瀬太郎の功績は大きい。たとえクラシック音楽に詳しくなくても、だれもがポピュラー音楽という共通の領域でヴァイオリンの音色を楽しめる。これが葉加瀬太郎の世界だ。

全国50公演にもおよぶこのツアーを葉加瀬太郎は12月30日の東京・日本武道館公演まで全力で駆け抜ける。葉加瀬をはじめメンバー全員が奏でる素晴らしい演奏と音色、軽快なトーク、そして楽しさ満点の舞台演出。誰もがハッピーな気分になれる葉加瀬太郎流のエンタテインメントを体験してみてはいかがだろうか。

≪ツアー情報≫
【日医工 presents ~ 葉加瀬太郎 コンサートツアー 2018「ALL TIME BEST」】
2018年9月13日(木)宮城・東京エレクトロンホール宮城
2018年9月14日(金)青森・リンクステーションホール青森
2018年9月16日(日)北海道・苫小牧市民会館 大ホール
2018年9月17日(月・祝)北海道・ニトリ文化ホール
2018年9月20日(木)東京・中野サンプラザ
2018年9月21日(金)東京・中野サンプラザ
2018年9月23日(日)神奈川・神奈川県立県民ホール
2018年9月24日(月・祝)和歌山・和歌山県民文化会館 大ホール
2018年9月27日(木)新潟・新潟県民会館
2018年9月29日(土)群馬・ベイシア文化ホール 大ホール
2018年9月30日(日)栃木・宇都宮市文化会館 大ホール
2018年10月4日(木)鹿児島・鹿児島市民文化ホール 第1ホール
2018年10月5日(金)長崎・長崎ブリックホール
2018年10月7日(日)大阪・フェスティバルホール
2018年10月8日(月・祝)大阪・フェスティバルホール
2018年10月11日(木)山梨・コラニー文化ホール 大ホール
2018年10月13日(土)千葉・市川市文化会館
2018年10月14日(日)富山・富山オーバード・ホール
2018年10月16日(火)石川・本多の森ホール
2018年10月20日(土)長野・ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)
2018年10月21日(日)福井・福井フェニックスプラザ
2018年10月25日(木)福島・けんしん郡山文化センター 大ホール(郡山市民文化センター)
2018年10月27日(土)岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール
2018年10月28日(日)埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール
2018年10月31日(水)愛媛・松山市民会館 大ホール
2018年11月2日(金)広島・広島文化学園HBGホール
2018年11月3日(土・祝)香川・レクザムホール 大ホール
2018年11月13日(火)沖縄・沖縄コンベンション劇場
2018年11月17日(土)岡山・倉敷市民会館
2018年11月18日(日)鳥取・とりぎん文化会館
2018年11月20日(火)東京・Bunkamura オーチャードホール
2018年11月21日(水)東京・Bunkamura オーチャードホール
2018年11月24日(土)熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
2018年11月25日(日)宮崎・宮崎市民文化ホール
2018年12月1日(土)兵庫・神戸国際会館こくさいホール
2018年12月2日(日)奈良・なら100年会館 大ホール
2018年12月6日(木)愛知・名古屋市国際会議場センチュリーホール
2018年12月7日(金)愛知・名古屋市国際会議場センチュリーホール
2018年12月10日(月)大阪・フェスティバルホール
2018年12月11日(火)京都・ロームシアター京都 メインホール(旧京都会館)
2018年12月14日(金)東京・NHKホール
2018年12月15日(土)東京・NHKホール
2018年12月19日(水)福岡・福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
2018年12月21日(金)大分・大分 iichiko グランシアタ
2018年12月23日(日)静岡・アクトシティ浜松 大ホール
2018年12月25日(火)愛知・名古屋市国際会議場センチュリーホール
2018年12月26日(水)三重・三重県文化会館 大ホール
2018年12月28日(金)大阪・大阪国際会議場 グランキューブ大阪 メインホール
2018年12月30日(日)東京・日本武道館