千葉市 東日本大震災を教訓に・・・海浜幕張駅で帰宅困難者の対策訓練
大規模な自然災害で多くの帰宅困難者が発生した際の対応力を高めようと、千葉県内の主要駅で7日、行政と民間、交通機関による合同訓練が行われました。
JR海浜幕張駅では、千葉市直下を震源とする大規模な地震が発生したとの想定で帰宅困難者対策訓練が行われ、千葉県や千葉市、民間企業などで構成する協議会のメンバー約220人が参加しました。駅の改札付近では、けが人の救護措置のほか障がい者ら要配慮者の誘導など帰宅困難者役の参加者自らが率先して対応する姿がみられました。また、東京五輪・パラリンピックを見据えた外国人対応の訓練も行われ、観光情報センターの職員が英語で避難情報などを伝えていました。
今回の訓練は2011年の東日本大震災で多くの帰宅困難者が発生したことを教訓に対応力を高めようと行われたもので、JR海浜幕張駅周辺での開催は2回目となります。協議会は障がい者や外国人などの要配慮者への支援について「自助・公助だけでなく一般の人たちにも支援を呼びかけることで、共助の輪を広げたい」としています。