市川市 首都圏ラッシュで混雑率199%の路線は東西線、総武線、小田急 ワーストランキング50
東京暮らしをする上で、毎朝の通勤・通学ラッシュはなかなか避けられない問題だ。春から首都圏で新生活が始まった人にとっては、なんであんなに混むのかと、早くもうんざりしてしまっている人もいるに違いない。
東急田園都市線と半蔵門線で、横浜市青葉区から都内まで通う30代会社員はこう訴える。
「急行に乗って都内まで出ているのですが、遅延などが発生すると、青葉区からでもあまりの混雑で乗れなくなることがあります。各停(各駅停車)だとまだ乗れるので、その場合は利用しますが、都心に近づくとどの列車もノロノロ運転のぎゅうぎゅう詰めなのは一緒です。かといって他の路線の選択肢もないですし、なんとかならないのかと本気で思います」
そんな一方で、こんな声もある。都営大江戸線で通勤する30代女性はこう話す。
「朝のラッシュの時間帯でも、基本的に時間通りに来ますし、駅員に押し込まれるといったような混雑を体験したこともありません。乗った駅から座れることさえあるぐらいです」
朝の通勤・通学ラッシュといえど、その実態は一括りにはできない事情がありそうだ。では、どんな路線が混んでいて、どんな路線だとあまり混んでいないのだろか。その目安となりそうなのが、「混雑率」に関するデータだ。これは国土交通省が毎年出している統計で、各路線の最混雑区間と、その乗車率を公表したものだ。最新の2016年度のデータの中から、首都圏を走る鉄道・モノレール・新交通システムなど83路線を抽出し、混雑率の高い順に並び替えた。
トップは、東京メトロ東西線(木場→門前仲町)が199%と踊り出た。2位は総武線各駅停車(錦糸町→両国)で、198%と僅差で続いている。3位は小田急電鉄(世田谷代田→下北沢)の192%、4位は横須賀線(武蔵小杉→西大井)の191%、5位は南武線(武蔵中原→武蔵小杉)の188%となった。横須賀線と南武線の2つは、武蔵小杉を軸として混雑している様子もうかがえる。また、2008年に開業した東京都荒川区と足立区を結ぶ日暮里舎人ライナー(赤土小学校前→西日暮里)が188%と、同じく5位につけている。
1位と2位が、都内東部や千葉県から都内を結ぶ路線が続いているのが特徴だ。それもそのはず、江東区や江戸川区、千葉県市川市や船橋市などはこの10年右肩上がりで人口が増え続けているからだ。若い世代が多く、待機児童問題を抱える自治体も多い。
では、都心と郊外を結ぶ主要路線で、あまり混雑率が高くない路線はどうだろうか。これを見ると、特徴的なのが76位の三鷹駅と御茶ノ水駅を結ぶ中央線各駅停車のデータだ。一番混むとされる代々木→千駄ヶ谷駅間でも朝の混雑率が93%と、ラッシュ時でも座れる可能性もある結果が出ている。一方、並走する中央線快速列車の混雑率は187%と、こちらは7位につけている。三鷹から新宿まで通うと仮定した場合、各駅停車で移動しても数分しか所要時間が変わらない。にもかかわらず、これだけの混雑率の差があるということは、快速列車に乗客が集中している様子がありそうだ。
他には、63位の東西線東行き(高田馬場→早稲田、126%)、58位の都営浅草線(本所吾妻橋→浅草、131%)、52位の東武東上線(北池袋→池袋、138%)、48位の京急本線(戸部→横浜、145%)と42位の京成押上線(京成曳舟→押上、150%)と東武伊勢崎線(小菅→北千住、150%)あたりも、混雑率150%以下となった。
近年の混雑率はどういった傾向があるのか。データを集計した、国交省都市鉄道政策課はこう話す。
「近ごろ取り上げられてもいますが、武蔵小杉駅周辺のタワーマンションなどの再開発による影響が、2016年度のデータに現れています。一方で、京急線や京成線や都営線など、JRに近い路線が低く出ているのも特徴です。特に上京したてで首都圏の鉄道路線網に不慣れな方だと、JRの路線ばかり目がいってしまう人もいるかもしれませんが、混雑率の低い路線による通勤・通学を検討してみるのもいいかもしれません」
どうやら、私鉄などを有効活用することが混雑を避けるコツのようだ。また、多少時間がかかっても、同じ路線内でも各駅停車による移動を考えるのもいいかもしれない。もし、自分のお住まいの地域に、こうした代わりになる路線があるなら、利用を考えてみてはいかがだろうか。
本日、市川市大野町自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
市川市菅野東京歯科大学市川総合病院に通院治療をされ戻りました。