松戸市   エボラ出血熱について(情報提供)

松戸市    エボラ出血熱について(情報提供)

世界保健機関(WHO)がコンゴ民主共和国赤道州(Equateur州)において、エボラ出血熱が発生したと発表しました。(2018年5月8日)
発生地域であるコンゴ民主共和国赤道州から帰国し、疑わしい症状がある場合には、早期に医療機関を受診し、適切な診断及び治療を受けることが重要です。
以下の厚生労働省「エボラ出血熱に関するQ&A」からの抜粋と、各外部リンクを参照し、感染予防にご留意ください。
エボラ出血熱とは?
エボラ出血熱は、エボラウィルスによる感染症です。
潜伏期間・症状及び治療方法
潜伏期間:2から21日(通常は7から10日)
症状:突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)
治療方法:ワクチンや特異的な治療法はないため、症状に応じた治療(対症療法)
どのように感染するのか?
エボラウィルスに感染した患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウィルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。
一般的に症状のない患者からは感染しませんし、空気感染もしません。
エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、簡単にヒトからヒトにうつる病気ではありません。
病気に関する知識を持ち、しっかりした対策を行うことで感染を防ぐことができます。
エボラ出血熱が日本国内で流行する心配はないのか?
エボラ出血熱は、インフルエンザとは異なり、主として患者に直接接触することにより感染すること、流行地域はアフリカに限定されていることから、通常の日本旅行者が現地で感染するリスクは非常に低いと考えられます。
また、日本国内の医療体制や生活環境から考え合わせると、日本国内でエボラ出血熱が流行する可能性は、現時点ではほとんどありません。