松戸市
千葉県塩害、やはりひどかった… 「葉の変色」全国最多回答 WN調査
千葉県の塩害、やはりひどかった-。民間気象情報会社「ウェザーニューズ」(千葉市美浜区)が発表した「第3回紅葉見頃予想」で、紅葉する木々への台風影響について、県内回答者の半数近い46・2%が「葉が変色した」と感じており、塩害の被害を受けた本県が全国で最も高い割合だったと発表した。紅葉の見頃時期については、「関東の平野部の名所は、平年よりも遅い」と見通した。
紅葉見頃予想は、同社が10月25~28日、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」の一般利用者を対象に、紅葉する木への台風影響を調査。「影響なし」「倒木・枝が折れる」「葉が落ちた」「葉が変色」の四択で質問し、全国の約1万人から回答を得た。
「葉が変色」を選んだ割合は、46・2%の本県が断トツで1位となり、静岡県(38・6%)、神奈川県(36・2%)と続き、太平洋沿岸地域が上位に入った。
同社は「台風の経路となった地域で葉が変色する被害が目立った。海水を巻き上げながら台風が進み、(木や葉に付着した)塩分が雨水で十分に流されなかったことが要因」と分析した。
紅葉見頃予想マップ(ウェザーニューズ提供)
また、紅葉の見頃時期については、11月上旬以降に関東地方の気温が平年よりやや高くなると予測し、「これから色付きが進む平野部の名所では、平年よりも遅い見頃を迎える見込み」とした。
県内の名所では、泉自然公園(千葉市若葉区)と成田山公園(成田市)の見頃は24日ごろと予想。養老渓谷(市原市・大多喜町)や清水公園(野田市)は12月1日ごろ、本土寺(松戸市)は同4日ごろ、亀山湖(君津市)は同6日ごろと見込んでいる。