松戸市 <毎日社会福祉顕彰>2団体と1個人を表彰
福祉の向上に尽くした個人や団体を表彰する第48回毎日社会福祉顕彰(毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団主催、厚生労働省、全国社会福祉協議会後援)の贈呈式が31日、東京都千代田区のパレスサイドビルであり、2団体と1個人が表彰された。
韓国やフィリピンなど外国籍の子どもを支援する特定非営利活動法人「在日外国人教育生活相談センター・信愛塾」(横浜市)の竹川真理子センター長(68)は「子どもや保護者は地域住民として頑張っている。その声を私たちの力として、発信していければいい」とあいさつした。
不登校の児童・生徒のためのフリースクールなどを設立してきた千葉県松戸市の奥地圭子・特定非営利活動法人「東京シューレ」理事長(77)は「不登校に対する世間の見方は、まだまだ低い。多様な学びで安心して育っていけるというものにしたいと、今取り組んでいる」と述べた。
虚弱児や被虐待児らの療育に力を尽くしてきた社会福祉法人「岩手愛児会」(盛岡市)の藤澤昇会長(71)は「もっと子どもたちを守る体制を作らなければならない。施設はよく最後のとりでと言われるが、施設こそ社会の入り口で活動しなければならない」と語った。