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<ディズニー>ミッキーの家11時間待ち 「誕生90周年」で殺到

千葉県浦安市のディズニーランド(TDL)で、ミッキーマウスのキャラクター誕生からちょうど90周年となった18日、人気アトラクション「ミッキーの家とミート・ミッキー」に多くの来園者が訪れ、最大で11時間待ちとなった。運営会社オリエンタルランド(OLC)は「公式な記録はないが、11時間の待ち時間は聞いたことがない」としている。

同アトラクションでは、ミッキーが暮らす家の台所やリビングで遊んだり、一緒に記念撮影や握手をしたりできる。ミッキーが映画のスクリーンにデビューした1928年11月18日が「誕生日」とされ、このアトラクションでは特別なイベントはなく通常通りの営業だったが、誕生日を祝う人が殺到したとみられる。

OLCによると、同日は午前9~10時の間にアトラクション前に「660分待ち」の列ができた。整理券も配られたが、グループの誰か一人は並んでいる必要があったため、実際に11時間並んだ人がいた可能性もあるという。

同社広報部は「たくさんのゲストに誕生日をお祝いしていただき、感謝している」とコメントした。

ミッキーの“誕生日”は、ミッキーが映画「蒸気船ウィリー」でスクリーンにデビューした1928年11月18日とされている。

「ミッキーの家――」では、ミッキーが暮らす家の台所やリビングで遊んだり、一緒に記念撮影や握手ができる。毎回大混雑する。この日は特別なイベントではなく通常通りの営業だったが、日曜日かつ誕生日を迎えたミッキーを祝おうと人が殺到。開園前の午前6時ごろには、すでに入り口の前に長い列ができていた。開園10分で、同アトラクションは8時間待ちになったともいう。

運営会社のオリエンタルランドによると、待ち時間を示す園内のボードには、ピーク時に手書きで「660分」と掲示されたそうだ。同社は「公式な記録はないが、11時間の待ち時間は聞いたことがない」とコメントしている。ちなみに、ディズニーランドファンによると「ミッキーの家は日曜日だと3時間待ちもある」というほど人気であることは確か。ただ、11時間は異常だろう。

混乱を避けるためか、同アトラクションでは「整列券」が配布された。入園者によると、約1時間半ほど並ぶと整列券が手に入ったそうだ。券には「グループ代表の方は本券をお持ちのうえ、列でお待ちください」と記されている。この券は列に並んでもいい“資格”を手に入れるということ。「○時○分に来てください」という整理券とは違う。

整列券は1グループに1枚配布されるので、同アトラクションを楽しむグループの代表1人が並べば良い。逆に言えば、1人で来園したら、何時間も並び続けなければならないことになる。

親子連れが長時間並んで、子供がトイレに行きたいとぐずりだした時などには、近くのスタッフに申し出ることができるそうだ。

だが、熱狂的なミッキーファンの女性は「1人で来たので列から離れられず、トイレや食事を我慢した。他にも1人で並んでいる人はいるので、列から離れると罵詈雑言を浴びる。あるカップルは整列券を手に入れると、片割れが他のアトラクションへ行ってしまい、周囲の大ひんしゅくを買っていた」と明かした。

開園待ちから整列券配布など、合計約9時間半並んで、大スターのミッキーに手紙を渡せたという女性は「何時間も並ぶと聞いたので、去年は諦めた。だけど今年は90歳の誕生日ということで、行こうと決心した。誕生日のミッキーに会えた実感が湧くと、緊張で手が震えた」と語った。

この女性によると、待ち時間はずっと立ちっぱなし。「ミッキーの家の前では約8時間半くらい並んだ。自分のスマホでミッキーと写真を撮りたかったので、スマホの携帯式の充電器を2つ持ってきた。ミッキーの家の周りにある隠れミッキー(園内に存在するミッキーマウスを模した小さなマークのこと)を探したり、スマホをいじって待ち時間を潰した」と言う。

ミッキーの家の前には、大のディズニー好き、ミッキーファンなどの“ガチ勢”ばかり。そんな中、たまたま来園したという男性は「友人と並んで3時間は会話が続いたが、その後は話題がなくなって沈黙が続いてつらかった。超人気アトラクションをなめていた」と振り返った。