浦安市 ディズニーリゾート
浦安市舞浜1-1
TDR、ファミリー向け価格ホテル開発へ 21年開業目指す 22年にはシーで“高級志向”も
ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC、浦安市)は28日、リゾート内に映画「トイストーリー」シリーズをテーマにした新ホテルを開発すると発表した。TDR内の直営ホテルとしては四つ目となり、2021年度の開業を目指す。
新ホテルは、同市舞浜のヒルトン東京ベイとホテルニューオークラの間の東京ベイNKホール跡地に建設する。既存のアンバサダー、ミラコスタ、ディズニーランドホテルの3ホテル(計約1700室)の稼働率が高い水準で推移している中、20年春と22年度のディズニーランド(TDL)とディズニーシー(TDS)の新エリアの開業に合わせ、高まりが予想される宿泊需要に応える。2パークの来園者数は17年度3010万人だった。
新ホテルの投資額は約315億円で、客室数は四つの中で2番目となる約600室。ファミリー向けに、全客室のグレードを統一し、宿泊価格を既存の3ホテルと比べて低めに設定する。映画「トイ・ストーリー」シリーズをテーマに、おもちゃで作られたようなデザインの外観で、客室にはカラフルな家具を並べる。地上11階、地下1階でレストランやショップ、駐車場などを設ける。
同社は22年度中にも、TDS内に高級志向のパーク一体型ホテルの開業を予定している。
5番目のディズニーホテル開業へ
ディズニーランドは20年に映画「美女と野獣」をテーマにした新エリアの開設を予定。ディズニーシーも22年度の開業を目指し、「アナと雪の女王」などの世界を再現したエリアを建設する計画だ。