浦安市 「火の用心」夜間路上禁煙運動にご協力
空気が乾燥し火災が発生しやすい11月15日から翌年4月15日までの5カ月間(火災予防期間)日没から夜明けまで、「火の用心 夜間路上禁煙運動」が今年も始まります。この火災予防運動は、全国でも例をみない浦安独自の取り組みで、明治時代(13年と15年)の大火がきっかけとなっています。
当時の浦安は、軒を接するように建ち並ぶ家屋の多くが茅葺き屋根、ほとんどの家庭では稲わらを燃料として使用していました。冬に乾燥した強風が吹きつけるとわら灰が再燃し、あっという間に火が街じゅうに広がる大火にたびたび苦しめられてきました。そこで、毎年11月から翌年3月までは稲わらを燃料として使用することを禁止し、同時に夜間、火元となることが多かった路上での喫煙を禁止しようと申し合わせるようになったのが始まりです。
この「自分たちの地域は自分たちで守る」という郷土愛に満ち溢れた運動は、時代とともにたばこだけでなく、広く「火の用心」として、火災予防や市民の防火意識の高揚を図るため継承されている、伝統ある市民運動です。
この運動をきっかけに一人ひとりが意識して「火の用心」を心がけましょう。