浦安市 「英語村」で国際交流 東京・足立の小学校が千葉の明海大を訪問
東京五輪・パラリンピックや小学校の英語必修化に向けた東京都足立区の取り組み「英語村」の一環として、同区立千寿第八小5年生の81人が11月下旬、千葉県浦安市の明海大(安井利一学長)を訪ね、留学生と英語を使ったコミュニケーションを行った。
児童らはキャンパス内の広場で、同大の57人の留学生らとお弁当を食べながら会話を弾ませ、体育館ではさまざまな国の伝統的な遊びなどを体験した。女子児童(10)は「英語で話すのは難しかったけど、留学生の人たちが手助けをしてくれた」と楽しそうに話した。
足立区は昨年1月、児童生徒の英語基礎力向上のため、500人以上の留学生が在籍する同大と連携協定を締結。小学生を対象に英語村を開催しているほか、留学生が中学校を訪問する交流会などを催している。
東京五輪などに向けた英語力強化の動きでは、都も民間企業と合同で今年9月、児童生徒が体験を通して英語を学べる施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY(東京グローバルゲートウエー)」を江東区に開設した。6月時点で約400校の申し込みがあり、担当者は「大学受験でスピーキングが必要になったことなどから、(TGGの)必要性を感じている学校が多い」と話している。