習志野市
「とにかく投げることが大好き!」女子ソフト 東京五輪期待の剛腕・濱村ゆかり<世界女子ソフトボール選手権2018>
球種は多くないものの躍動のあるフォームから投じる“火の玉ストレート”が最大の武器。「とにかく投げることが大好き!」という根っからの投手気質な23歳は、攻めるピッチングで多くの打者を手玉にとってきた。
2016年の日本リーグではケガの上野に代わり、所属先のビックカメラ高崎で主戦として活躍。防御率0.54で最優秀投手賞を獲得した。初出場となった同年の世界ソフトボールでも、チームトップの3勝をあげ、決勝のアメリカ戦にも先発。日本初の世界選手権3連覇がかかった大事な登板だったが、その決勝の舞台で4回途中7失点。本気のライバル・アメリカの底力をまざまざと見せつけられる結果となった。
その後も悔しさをバネに日本リーグで着実に結果を残し、今年8月の世界ソフトボール代表に再び選出された濱村。生まれ育った地元・千葉県での開催に「プレッシャーもあるけど、地元のファンの方々に恩返しがしたい」と気合い十分。
世界ソフトボールの悔しさを晴らすのは世界ソフトボールで―
2年前に悔しさを味わった若き剛腕は、アメリカを破っての金メダル獲得だけを見据えている。