船橋市   「ふなっしー」の気になる近況

船橋市    船橋市の“公認キャラ”に?「ふなっしー」の気になる近況

 

秋と言えば、梨。そして梨と言えば、千葉県船橋市の“非公認”キャラクター「ふなっしー」だ。

最近はテレビで見かけることは少なくなった気もするが、実際のところ、直近の地上波出演は4月に放送された「おはスタ」(テレビ東京)が最後。「オワコン」などといった口さがない噂も聞こえてくる。

ふなっしーは2011年11月の誕生から、もうすぐ7歳(公称は1880歳)。地方創生ブームにも乗り、13年から3年連続でNHK紅白歌合戦に出場。ピーク時には年収7億円とも言われ、ソフトバンクなどのCMに引っ張りダコの人気だった。

あの頃に比べれば確かに寂しい気もするが、ふなっしーは活躍の場を替え、今も根強い人気を保っている。

■香港でのライブには日本から旅行ツアーも

今月も福岡県嘉麻市のボートレース場外売り場や名古屋のハロウィンパーティーのイベントなどに出演。会員制動画サイト「ふなっしー274ch」の会員数はいまだに1万人近くいるとされ、年会費6000円で計5000万円ほどの収入になる。

さらに全国4店舗及び通販のグッズ専門店「ふなっしーランド」の売り上げ、バンド「CHARAMEL」のボーカルとして夏に香港を含むライブツアーも開催した。香港でのライブには日本から旅行ツアーを組み、これまた大盛況だったという。

これがふなっしーの近況だが、近年は地域活動にも積極的。地元の幼稚園にサプライズ登場した際は、キーパー役として園児のシュートをことごとくスルーし、子供たちの笑顔をつくった。

また、8月にリニューアルされた船橋市の保育士就職支援パンフレットにも再度登場。これがノーギャラだったらしい。

「ご本人の『船橋市のために』という了承を得て、無料でイラストなどを使わさせていただいております」(同市保育認定課担当者)

なんと! 船橋市の非公認キャラどころか、市の職員にも頼りにされる立派な“公認キャラ”に生まれ変わっていたのだ。今後も末永く地元で愛されるマスコットキャラであってほしい。