船橋市
持ち手が丸くておしゃれ!? 廃棄予定の「つり革」再利用したバッグなど登場
新京成電鉄は10月5日、電車から取り外した廃棄予定のつり革を再利用したレザーグッズ3種を制作し、20日から数量限定で順次発売すると発表した。内訳はバッグ2種とパスケース1種で、つり革の円形の持ち手をそのままデザインに取り入れた点が特徴。
レザー部分の製造は革製品メーカーの柏レザー(千葉県柏市)が担当。地元・柏市産の霜降り豚肉「柏幻霜ポーク」の皮を使用しており、軽くて摩擦に強いという。
ハンドバッグ「ふなっしートレイン! 『つり革かばん』」は、千葉県船橋市のマスコットキャラクター・ふなっしーとコラボ。2017年に走行したラッピング電車「ふなっしートレイン」で使われたつり革を持ち手に使用している。
一眼レフがぴったり入るサイズ感で、ふなっしーのチャームも付属。新京成電鉄は「普段つかみ慣れているつり革なので持ちやすい」と説明している。価格(税込、以下同)は2万3760円。
ショルダーバッグ「つり革口折れショルダー」は、かばん本体とストラップをつなぐジョイントパーツにあえてつり革を使用し、インパクトあるデザインとなっている。価格は1万円前後を想定する。
パスケース「つり革パスケース」は、持ち手につり革を使用しており、ICカードを簡単にワンタッチできる点が特徴という。価格は2500~3000円となる予定。
3商品ともに、柏レザーの店舗の一部で取り扱う。ハンドバッグはセブン-イレブンの「新京成ST三咲店」、ECサイト「ふなっしーLAND公式WEB SHOP」でも販売。ショルダーバッグとパスケースは新京成電鉄主催のイベント「新京成サンクスフェスタ」でも販売する。
同社は「昨今、環境に対する取り組みが話題となっていますが、資源の再利用に新京成電鉄として協力できることは何かと検討した結果、電車の内装リニューアル工事の際に取り外したつり革に着目しました」とコメントしている。