GWもガソリン高止まり濃厚 シリア攻撃や円安響く
経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、16日時点の前回調査から80銭値上がりし144円10銭だった。世界的な原油価格の上昇が影響しており、大型連休中もガソリン価格は高止まりする見込み。家計への負担が重くなりそうだ。
昨年の大型連休は全国平均で130円台前半の値動きだったため、比較すると今年は1割程度上昇する見通し。調査した石油情報センターによると、米英仏によるシリア攻撃で原油価格が急騰した影響を反映した。中東情勢の混乱に加え、足元では円安が進行しており、当面はガソリンの値上がりが予想されるという。
地域別では41都道府県で値上がりした。上げ幅は青森の2円60銭が最も大きく、群馬の2円ちょうど、岩手の1円90銭が続いた。大阪と熊本は横ばいだった。値下がりは滋賀、高知、佐賀、大分の4県で、いずれも下げ幅は10銭だった。
ハイオクは80銭上昇の154円90銭、軽油は70銭上昇の122円70銭だった。