インドメディアによると、インド軍の戦闘機が26日午前3時半(日本時間午前7時)ごろ、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方を越境し、パキスタン側の武装組織の拠点に爆弾を投下した。パキスタン軍の広報担当者も公式ツイッターで、インド軍の戦闘機が越境したことを明らかにした。カシミール地方で14日に起きた爆破事件をパキスタン当局が支援する武装組織によるテロと非難するインド側が、報復攻撃をしたものとみられる。
14日の爆破事件は、インドが実効支配するジャム・カシミール州内で起きた。治安部隊を乗せたバスに爆発物を載せた車が突っ込んで爆発し、約40人が死亡。カシミール地方のパキスタン編入を求めるイスラム武装勢力が犯行声明を出していた。