タイの首都・バンコクで、大気汚染が過去最悪のレベルになり、日本人学校を含めて休校措置が取られている。
バンコクでは、「PM2.5」などによる大気汚染が、2019年に入って深刻な問題になっている。
30日夜は、WHO(世界保健機関)の基準の3倍を超える数値を観測した。
雨が少ないことに加えて、自動車の排ガスなどが原因で、31日朝も遠くのビルがかすんで見える状態だった。
市民は、「(マスクをしていて、いかがですか?)暑いけど、鼻が痛くなるよりはいい」と話した。
こうした状況を受けて、当局は、バンコクの幼稚園から高校までの全ての学校を、2月1日まで休校にする措置を発表した。
2,600人以上が通う日本人学校も、31日から休校となり、校内は閑散としている。
当局は、人工的に雨を降らせるなど汚染緩和の対応に追われているが、これまでのところ、十分な成果は出ていない。