中国外相が訪朝、米朝首脳会談の対応協議へ
中国の王毅外相は、2日から北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪問しています。今後、開催される予定の米朝首脳会談などについて協議するものとみられます。
中国の王毅外相は2日、専用機で北京空港を出発し、平壌を初めて訪問しています。王外相は、先週開かれた南北首脳会談について、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長に同行した李容浩(リ・ヨンホ)外相から直接、報告を受けるものとみられます。さらに、6月初旬までに開かれる予定のトランプ大統領と金党委員長の米朝首脳会談に向けて対応を協議するものとみられます。
「双方は中朝関係、朝鮮半島情勢について突っ込んだ意見交換をすることになる」(中国外務省 華春瑩 報道官)
また、3日までの滞在の間に金党委員長と面会し、習近平国家主席の訪朝のタイミングについても話し合われる可能性があります。今年3月に金党委員長が中国を訪れてから両国は急速に接近していて、中国は、北朝鮮の後ろ盾として今後の協議に存在感を示していきたい思惑がありそうです。(02日20:55)