日ロ平和条約締結に向け 新たな高官級協議 設置へ
G20首脳会議に合わせて行われる日ロ首脳会談に先立ってプーチン大統領の側近は、日本との平和条約締結に向けて両国の間で新たな高官級協議の枠組みを設ける方針を明らかにしました。
タス通信によりますと、ロシアのウシャコフ大統領補佐官は28日、来月1日にアルゼンチンで行われる日ロ首脳会談で「平和条約締結に向けた特別な協議の枠組みが創設されるだろう」と明言しました。1956年の日ソ共同宣言を基礎として平和条約を結ぶために、日ロ両国の高官で構成される協議の枠組みを新たに設けるものとみられています。日本側からは秋葉剛男外務事務次官らがメンバーになる見通しです。首脳会談でこの枠組みの設置が合意されれば、年内にも初会合が開かれるものとみられます。