NATO、「冷戦後最大」の演習開始=5万人参加、ロシアけん制

NATO、「冷戦後最大」の演習開始=5万人参加、ロシアけん制

 

北大西洋条約機構(NATO)は25日、ノルウェーや北大西洋、バルト海周辺で大規模合同軍事演習「トライデント・ジャンクチャー」を開始した。

11月7日までの日程で加盟29カ国と非加盟のフィンランド、スウェーデンから兵士約5万人が参加。冷戦後では最大規模の演習となる。

欧州では、ロシアの軍事的脅威への警戒が強まっている。トランプ米大統領が破棄を表明した中距離核戦力(INF)全廃条約などをめぐり米ロ間の緊張も高まっており、演習はロシアを強くけん制する狙いがある。

各国は今回の演習に航空機約250機、艦艇約65隻、車両約1万台を投入。敵国の軍事侵攻を受けた同盟国の主権奪回を目指す軍事作戦を想定した訓練を実施する。

NATOのストルテンベルグ事務総長は24日の記者会見で、「欧州の安全保障環境は近年、著しく悪化している」と指摘。今回の演習について「潜在的敵国に対し、NATOは全ての同盟国をあらゆる脅威から守る準備ができているというメッセージを送るものだ」と強調した。