列島ブルブル 続く“大雨警戒” 新たな“台風のたまご”
秋雨前線の影響で、21日も全国的に雨が降り、気温が低下している。
そして、新たな台風の卵も発生している。
朝から冷たい雨が降った福島市。
駅前に設置されている温度計は、17度を表示していた。
女性は、「肌寒いですね。風邪ひかないように気をつけないとね」と話した。
傘を持つ女性の手には、手袋が。
しかし、そんな中でも、半袖姿の女性がいた。
半袖姿の女性は、「凍えるほど寒かったです。(なぜ半袖を着た?)教室が暖かいというか、暑くて。それにあわせて、我慢しています」と話した。
21日は、秋雨前線の影響で、北海道や沖縄を除き、広い範囲で雨が降った。
東海から東北では、気温があまり上がらず、肌寒い1日となっている。
宮城・柴田町では、船岡城址公園のヒガンバナが見頃を迎えている。
「マンジュシャゲ」とも呼ばれる、秋の花、赤い「ヒガンバナ」が見頃を迎え、一面に広がっていた。
東京都心の21日の日中の最高気温は、18.9度。
東京都心で最高気温が20度を下回るのは、6月16日以来、実に3カ月ぶりで、11月上旬並みの気候。
渋谷駅前では「寒いです。冬みたいですよね」、「まだ9月だし、5分丈ぐらいのを着ようと思ったんですけど、さむっと思って、冬服出してきました」といった声が聞かれた。
今後も、東日本や西日本では、しばらくは秋雨前線の影響で、曇りや雨の日が多くなる見込み。
そうした中、今後の天気を左右する動きが。
酒井千佳気象予報士は「日本の南の海上には、台風のたまご、熱帯低気圧が発生しています。こちら24時間以内に、台風24号になるとみられます」と話した。
22日にも、台風となる熱帯低気圧が発生していた。
気象庁は、まだ22日夕方以降の進路予想を出していないが、日本に影響を与える可能性もある。
22日からは、9月、2回目となる3連休。
気になる天気について、酒井気象予報士は、「あすは広い範囲で雨が降りそうですが、西日本から天気は回復してきます。そして日曜日は、広い範囲でお出かけ日和になりそうです。月曜日も、一部で雨は降りそうですが、天気はもつところが多くなりそうです」と話した。
気温も21日ほどは低くならない見通しで、東京都心の23日の最高気温は、29度の予想となっている。
21日との気温差が10度近くになるため、体調管理に注意が必要。