医療現場の過労死 5年間で47人 医師が4分の1近く

医療現場の過労死 5年間で47人 医師が4分の1近く

 

病院など医療現場での長時間労働が問題となるなか、2015年までの5年間に過労死と認定された医療関係者が47人に上ることが分かりました。

厚生労働省がまとめた過労死白書によりますと、2010年から2015年までの5年間に労災と認定された医療関係者は285人でした。このうち過労死は47人で、医師が4分の1近くの11人を占めました。このうち8人が診療などの長時間労働による脳や心臓疾患での過労死でした。また、労災が認められた看護師53人のうち52人が精神障害によるもので、ストレスの要因として患者からの暴力や入院患者の自殺を目撃したケースなどが多く挙げられています。