千葉市「家の方が安全」「怖い」豪雨で避難行動16%

千葉市    「家の方が安全」「怖い」豪雨で避難行動16%

 

西日本豪雨で避難が必要と感じた人のうち、実際に避難した人は16%というアンケート結果を、気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)が31日、公表した。

アンケートは8月17~20日に実施。同社が提供するスマートフォン用アプリの利用者に協力を呼びかけ、全国7889人から回答を得た。このうち7月の西日本豪雨で、結果的に「避難すべき状況にあった」と回答した人は251人いたが、実際に避難した人は41人(16%)にとどまった。

避難しなかった210人に理由を尋ねると(複数回答)、「家の方が安全だと思った」(49%)、「自分の周辺は大丈夫だと思った」(44%)が多かった。「道のりが怖かった」など、避難したくてもできなかった人もいた。同社は「避難しないと決めても、気象状況は刻一刻と変わる。こまめに防災情報をチェックし、避難するかは柔軟に判断してほしい」と呼びかける。