市川市
慢性渋滞解消へ期待 地域分断など依然課題も 【外環道開通 変わる千葉の交通網】
1969年の都市計画決定以来、ほぼ半世紀を経てようやく開通する東京外かく環状道路(外環道)。6月2日に開通するのは、高速道路部分が埼玉・三郷南インターチェンジ-市川・高谷ジャンクション間の15・5キロ、併走する国道298号が松戸市上矢切-市川市高谷間の11・4キロ。千葉県区間はいずれも市川市が大部分を占める。
市域の東西を国道14号や京成電鉄の線路が横切る同市では、南北に移動する車の多くが交差点や踏切にぶつかり、慢性的に渋滞が発生している。さらに、渋滞を避けようと細い生活道路を通り抜ける車も多く、国土交通省によると市内市道での事故率は県内平均よりも高いのが現状だ。
外環道は市域を南北に縦断する形で通り、高速に加え4車線の国道298号も併走するため、課題だった南北間の交通アクセスが向上し、渋滞解消や生活道路の安全確保が期待される。市街づくり推進課担当者は「国道14号にぶつかるという市川市の弱点が解消され、渋滞解消につながるだろう」と見通す。
また、関東各地への高速アクセスの向上も見込まれ、国交省によると、例えば市川市役所から埼玉スタジアムへの所要時間は75分から35分に短縮される。
同市にとって画期的な交通網の変化をもたらす外環道だが、事業進展には曲折があった。69年の都市計画決定当初、市は環境への影響などを理由に建設に反対。93年に騒音・公害対策や地域住民の横断施設の確保などを県に要望して受け入れに方針転換し、3千件規模の用地取得を経て完成にこぎ着けた。
さまざまな波及効果が期待される一方、地域の分断や騒音問題など沿線住民の課題は依然残る。
村越祐民市長は「50年近くかけた事業なので、市内の渋滞解消や救急医療など、市民生活の利便性向上に役立つ施設に育てていく覚悟が必要だ」との考えを示した上で、「接続道路や歩道橋の問題、騒音など課題はたくさんある。市として適切な運用に向けたサポートに努めたい」と具体的な対応を進めるとした。
本日、市川市中山自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
市川市菅野東京歯科大学市川総合病院に通院治療をされ戻りました。