「北」の密漁船 VS 海保
日本海で相次ぐ北朝鮮の漁船の漂着。海保が放水で警告。
北朝鮮の船に放水する、海上保安庁の巡視船。
海上保安庁が15日に公開した、2017年9月から11月、日本のEEZ(排他的経済水域)内で違法に操業していた、北朝鮮の密漁船に対する警告の様子。
場所は、好漁場で知られる大和堆付近。
まずは、EEZの外に出るよう呼びかけたり、掲示板の文字などで警告し、それでも操業しようとした北朝鮮の船には、放水している。
海上保安庁では、2017年7月以降、大和堆周辺で北朝鮮の漁船に対し、延べ1,900隻以上に退去警告を行い、そのうち300隻以上に放水。
11月下旬以降は、EEZの外側を含めて、北朝鮮の船はほとんど確認されなくなったという。
日本海沿岸に相次いで漂着している、北朝鮮籍とみられる木造船。
2017年は、すでに89件が確認され、集計を始めた2013年以降で、最多となっている。
そうした中、日本海が見える秋田・男鹿市の洞泉寺であげられていたお経。
置かれていたのは、名前の書かれていない真新しい骨箱。
これらは、日本海で漂流し、海岸に流れ着いた北朝鮮の乗組員とみられる人たちの遺骨。
洞泉寺の小嶋良宣住職は「ことしは異常でして、先月から今月で、宮沢の海岸で上がった北朝鮮の方々が10体になっているので、何が起きているんだと」と話した。
例年であれば、同様の遺体は、4体から5体。
特に多いという2017年の現状について、住職は「向こうの方で、(遺骨を)引き取りに来たのは、たった1人だけという状況でした。たぶん、この方々も自分の国に帰ることはできないのかなと、かわいそうな気持ちがします」と話した。
北朝鮮の船が相次いで漂着しているのは、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の号令のもと、古い木造船で荒れた日本海で漁をしているからだとみられている。
密漁を繰り返す一方で、核やミサイル開発を続ける北朝鮮に対しては、菅長官は「さらなる措置として、新たに19団体を資産凍結等の対象とする団体に追加指定することを了解しました」と述べた。
日本政府は15日、北朝鮮への独自制裁として、新たに19の団体を資産凍結の対象に追加することを決定した。
対象となったのは、北朝鮮に本社を置いている金融サービス業や貿易、輸送業などの団体で、北朝鮮が問題解決に向けて具体的な行動をとるよう、強く求めるためだとしている。
海上保安庁も大変
南朝鮮、中国も居るから
予算を作り 船を増強しないと追いつかない。