千葉市 千葉市予算案は4454億円
千葉市は16日、総額4454億円の平成30年度一般会計当初予算案を発表した。前年度比0・9%増で5年連続で過去最大。21年10月に出した「脱・財政危機」宣言を29年9月に解除後、初の通年予算。財政健全化に引き続き取り組みつつ、2020年の東京五輪・パラリンピック関連や地域経済活性化、子育て支援などに重点配分した。
この日会見した熊谷俊人市長は「先を見据えた政策に予算を配分し、財政健全化も着実に進める」と述べた。
歳出では、民生費が同2・9%増の約1589億円。子育て支援事業の拡充による「子ども・子育て支援給付費増」などが要因。教育費は0・5%減の約663億円。外国人英語講師増員に対する予算増はあるが、国の29年度補正予算を活用して市立小中学校の改修を前倒しで行うため、全体は減額となった。
土木費は稲毛海浜公園の施設改修費がかさむなど5・0%増の約523億円。
歳入では、市税が0・6%増の1942億円。景気回復で法人市民税が増えたほか、県負担の教職員給与の市への負担変更にかかる税源移譲で個人市民税が増えたことなどが寄与した。
市債は、稲毛海浜公園施設リニューアル整備費(18億8千万円)など建設事業債の増が響き、5・8%増の約490億円。
新規事業は在宅医療と介護の連携を強化する「在宅医療・介護連携支援センター」新設(2100万円)や子供や妊婦の受動喫煙被害防止のため禁煙治療費の補助(300万円)など。
21年に凍結された県庁-市立青葉病院への千葉都市モノレールの延伸事業の再検証と、JR稲毛駅方面への延伸検討の費用に1800万円。JR京葉線新習志野-海浜幕張駅間につくる新駅の概略設計費の5500万円も盛り込まれた。
オリパラ関連はボランティア育成など体制構築の費用が増え、前年度の約2億5400万円から約9億4600万円に増えた。
財政健全化の指標の一つとしている主要債務総額は145億円削減の4943億円と見込んだ。ただ、自治体収入に占める借金返済の割合を示す実質公債費比率は政令市20市中最下位の17・3%と依然厳しい状態が続く。年間1億円以上の赤字運営が続く保養施設「高原千葉村」(群馬県みなかみ町)を同町に有償譲渡するなどの改革も行う。
同時に発表された29年度2月一般会計補正予算案は77億3400万円で補正後の予算規模は4518億700万円。20日開会の2月定例議会に提出する。
◇
■千葉競輪場再整備70億円でドーム式
千葉市は16日、施設老朽化で建て替えが決まっている千葉競輪場の再整備事業を発表した。新施設の整備や運営は競輪場運営や着順判定の写真撮影などを手がける日本写真判定(東京都千代田区)が受託。約70億円かけて、国際規格の屋内木製トラック250メートルバンクを備えたドーム型の多目的競技場に生まれ変わる。
事業名は「(仮称)千葉公園ドーム」整備事業で、新施設は地上3階、地下1階建てで約3千の観客席やレストラン、カフェなども設ける。国内外の自転車スポーツ関連の大会や音楽ライブ、ドローンを使ったイベントの活用なども検討する。屋内施設となったことで夜間の活用も期待できるという。
今年度末から旧千葉競輪場の解体工事を始め、32年度後半の開業を目指す。これまで同競輪場で行っていたレースの一部は30年度は松戸競輪場(松戸市)と川崎競輪場(川崎市)で行い、31年度も他の競輪場で一部を開催する。
新施設について、熊谷俊人市長は「夢もある新たな挑戦で緊張しているが、自転車スポーツが花開くかが重要」と期待を込めた。
本日、千葉市稲毛区あやめ台自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
千葉市美浜区ひび野ホテルニューオータニ幕張に行かれました。