市川市   仮想通貨などで83億円募る

市川市    仮想通貨などで83億円募る、投資集団8人逮捕

 

投資グループ「SENER(セナー)」が無登録で出資を募っていた事件で、警視庁は14日、会社役員、柴田千成(かずなり)容疑者(46)(東京都港区白金台)ら計8人を金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕した。昨年2月以降の約4か月間で少なくとも約6000人から、仮想通貨「ビットコイン」(BTC)と現金で総額83億円を集めており、同庁が実態解明を進めている。

柴田容疑者のほかに逮捕されたのは、会社役員植木貴裕(50)(福岡市中央区平尾)、自営業の道端真志(43)(板橋区赤塚)、伊藤公一(64)(千葉県市川市南大野)、芳野聡之(31)(新宿区西新宿)、村山暢(29)(川崎市高津区末長)、古川慎(40)(名古屋市中区伊勢山)、村井邦旭(32)(同)の7容疑者。

発表によると、8人は昨年2~5月、金融商品取引業の登録がないのにセナーの先物取引事業への出資を勧誘し、東京都内の女性ら男女9人から現金計約3000万円を集めた疑い。柴田容疑者ら6人は容疑を認め、古川、村井両容疑者は否認している。