市川市 市川市長選と市議会議員補欠選は「再開披」
市川市選挙管理委員会は8日、臨時の委員会を開き、11月26日に投開票された市川市長選挙と市議会議員補欠選挙について、いずれも票を数え直すことを決めました。市川市選挙管理委員会の臨時会議は、11月26日の市川市長選と市議補選に対する異議申し出を受けて開かれたもので、今後の対応について話し合いました。
協議の結果、市長選と市議補選についてそれぞれの票を数え直す「再開披」を実施することが決まりました。時期などは未定ですが、数え直しの場には異議を申し出た人にも立会いを要請するということです。会議終了後、記者団の取材に応じた市川市選管の佐々木和夫委員長は票の数え直しを決定した理由を次のように説明しました。
市川市選挙管理委員会 佐々木和夫委員長
「市長不在のままでいいのかということで、できるだけ速やかに彼(申出人)らを説得するための材料として、“再開披”を決定した」
11月26日に投開票された市川市長選挙では、立候補した5人がいずれも法定得票数に届かず再選挙となりました。このため市選管は、12月11日まで選挙に関する異議の申し出を受け付けていて、これまでに2件の異議を受理しています。市によりますと、現職の大久保博市長の任期満了は12月24日で、その後は新市長の就任まで副市長が代理を務めることになります。