習志野市 住宅街に残る習志野市の史跡
このように、ベッドタウン都市として機能を果たす習志野市には古墳や遺跡といった歴史的名所や史跡も数多く残っています。 実籾にある実籾3丁目遺跡は、主に縄文時代前期にあった集落跡で、縄文時代早期の遺構、中世の道路跡などが見つかりました。 習志野市指定文化財として認定されたのは、4点の縄文土器で、このうち縄文時代前期前半期(およそ6千年前)だとされる3点は竪穴住居跡から出土しており、欠けが非常に少ないため、完全に近い形に復元されています。 また、残りの1点は、炉穴ろあな(住居の外)から出土し、一部欠けてはいるものがあります。 これらの土器の大部分は土器づくりの工程や文様のデザイン、文様のつけ方などを研究する上で重要な参考資料となります。