船橋市  歴史③

船橋市     歴史

奈良時代から鎌倉時代

 

奈良時代~平安時代の集落址も夏見台地、印内台地、東中山台地等から発見されています。
平安中期の朝廷の編さんした歴史書に、初めて船橋市に関する記事として意富比神(おほひのかみ)の名が記されています。現在の船橋大神宮の前身です。またある文献には、郷(ごう)の名として船橋市西部と推定される「栗原」が書かれています。
平安末期には、夏見を中心とする地域が伊勢神宮の荘園とされ、夏見御厨(なつみみくりや)あるいは船橋御厨と呼ばれました。
鎌倉時代に入ると、幕府の編さんした歴史書『吾妻鏡(あずまかがみ)』の文治2年の記事に、初めて「船橋」の名が記されています。鎌倉時代の船橋地方は幕府の有力な御家人、千葉氏の勢力下にありました。当時の造立と推定される石塔が宮本の西福寺にあります。

つづく