中国軍機 特異な飛行事例が増加

中国軍機 特異な飛行事例が増加

 

中国軍機による特異な飛行事例が増えていることがわかった。
防衛省は19日、2017年4月から12月までに、外国の軍用機が日本の領空に異常接近し、航空自衛隊が「緊急発進」いわゆるスクランブルをかけた回数は、736回だったと発表した。
前の年度の同じ時期に比べて、147回減っており、中国軍機へのスクランブルが、247回少ない、395回にとどまったことが大きな要因となっている。
一方で、2017年12月、初めて対馬海峡を通過するなど、中国軍の戦闘機による特異な飛行事例が23件と、前の年度の同じ時期に比べ、ほぼ倍増していることもわかった。
防衛省は「自衛隊などの活動に関する中国軍の情報収集は、依然として活発に行われている」とみて、引き続き、警戒監視に万全を期す方針。