ロシアが国後島で軍事演習、河野外相が抗議
河野外務大臣は、6日、ロシアが北方領土の国後島で軍事演習を行ったとして、ロシア側に抗議したと述べました。
「ロシア軍の対テロ軍事演習が開始されたということについて、北方四島におけるロシアの軍備の強化につながるものであり、我が国の立場と相容れず遺憾であり、抗議する旨を外交ルートを通じてロシアに申し入れたところでございます」(河野外相)
河野大臣はこのように述べた上で、「ロシア側の報道では2000人以上の軍人が参加したと承知している」と説明しました。また、安倍総理が今年5月にロシア訪問を検討していることについて、野党議員は「一拍おくべきではないか」と質しましたが、河野大臣は「ご意見が違うようです」と応じました。
日本政府は、7日を北方領土の日と定めていますが、その前日に軍事演習を行ったことは、ロシア側が、北方領土について、自国の領土だとアピールする狙いがあったものとみられます。(07日12:37)