千葉市 歩きたばこ防止へ実験 JR海浜幕張駅に喫煙所
受動喫煙の防止に向け、熊谷俊人市長は27日の千葉市議会定例会で、JR海浜幕張駅(千葉市美浜区)近くに喫煙所を設置し、歩きたばこやポイ捨ての防止効果を調べる実証事業に乗り出すことを明らかにした。同駅周辺は条例で路上喫煙が禁止されているが、違反者が後を絶たないのが現状。5年間かけて効果を検証する。地元住民らに説明し、6月以降に開始する方針。
松坂吉則市議(自民)の代表質問に答えた。市廃棄物対策課によると、市は条例で同駅と千葉、稲毛、蘇我のJR4駅周辺を路上喫煙とポイ捨ての取り締まり区域に指定し、屋外の喫煙所も廃止。違反者に過料2千円を科しており、昨年度の違反件数は計823件だった。施行直後の2012年度に比べ約2千件減ったが依然として多く、「路上で吸うのは喫煙所がないから」との弁明もあった。
実証事業では、海浜幕張駅近くに約3メートルの壁で仕切った喫煙所を1カ所開設。設置後の歩きたばこやポイ捨ての実態調査、苦情の有無などを毎年まとめて効果を分析する。日本たばこ産業(JT)が設置し、維持管理費も負担する。市は来月にも、地元住民らと設置場所を協議する。
熊谷市長は答弁で「20年東京五輪・パラリンピックの会場になる幕張メッセの最寄り駅。周辺には商業、宿泊施設があり市外からの来訪者が多い」と同駅を実証事業の場所に選んだ理由を説明。検証結果を踏まえ、他の取り締まり区域でも喫煙所設置を検討する意向を示した。
市は昨年、20年に向け、受動喫煙防止条例の制定を検討することを表明している。
本日、千葉市稲毛区稲毛自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
千葉市中央区亥鼻千葉大学医学部附属病院に
通院治療をされ戻りました。