浦安市    「宇田川徳太郎」

浦安市      「宇田川徳太郎」

伊能忠敬だけじゃない 浦安にもいた“測量”の偉人「宇田川徳太郎」

自らの足で歩き日本初の全国地図作成の偉業を成し遂げた伊能忠敬は測量の父として知られていますが、浦安市にも測量をめぐる偉人がいたことをご存知でしょうか?

『浦安の偉人・宇田川徳太郎~ロシアとの国境線をつくった男~』(浦安市)
浦安市郷土博物館では「測量」をテーマに新収蔵品展『浦安の偉人・宇田川徳太郎~ロシアとの国境線をつくった男~』が開かれています。館内には浦安ゆかりの宇田川の関連資料約60点が並んでいて、綺麗に保存されていた写真や資料からは、宇田川が日露戦争後に日本の領有地となった樺太を自ら測量してロシアとの国境線をつくったことや境界を示す標石を設置したことなど宇田川の偉業の数々を読み取ることができます。

『浦安の偉人・宇田川徳太郎~ロシアとの国境線をつくった男~』(浦安市)
また、博物館には伊能忠敬の没後200年を記念し伊能が作成した地図の関東部分を示した原寸大の複製パネルも展示されていて、実際に伊能大図の上を歩くことができます。企画展の担当者は、「パネルを近くで楽しむのはもちろん、浦安市から新たに見つかった資料をじっくりとみてほしい」と話しています。測量をめぐる貴重な資料の数々が揃うこの特別展示は、4月22日まで開催しています。