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魚・肉料理ともぴったり 純米大吟醸「ちよ」発売 奈良県産「露葉風」100%使用

奈良の地酒を普及する活動を展開している「奈良のお酒を推進する実行委員会」は、食中酒としても楽しめる純米大吟醸「ちよ」を発売した。「篠峯(しのみね)」や「櫛羅(くじら)」などが県内外で高い人気を博している千代酒造(御所市)と同委員会が共同開発した。

原料の酒米は県産の「露葉風」を100%使用。やや辛口で飲み応えのある味わいが特徴で、塩味の魚料理や味の濃い肉料理にもよく合う。ラベルは鶴が羽ばたいている様子を描き、ピンクを基調とする女性にも親しみやすいデザインにした。

幕張メッセ(千葉市)で今月開かれたアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)2018」では、700人以上のバイヤーやソムリエが酒とおつまみの組み合わせを選ぶ「ベストマッチング賞」にエントリー。あん肝のみそ漬けとの組み合わせが第3位の銅賞に選ばれるなど、業界内でも高い評価を得ている。

同会委員長も務める酒類卸「泉屋」(奈良市)の今西栄策社長は「大吟醸の『高い』『食事には合わせにくい』というイメージを覆したい。ひや酒で魚とも肉料理とも相性がいい」としている。

参考小売価格は720ミリリットル入りが1800円(税抜き)。1升(1800ミリリットル)は3600円(同)。県内の量販店や小売店などで販売している。問い合わせは泉屋(電)0742・26・1234。