松戸市  リンさん父献花「まだいる気が…」

松戸市    リンさん父献花「まだいる気が…」 松戸女児殺害1年

昨年3月、松戸市立六実第二小3年だったベトナム国籍の女児、レェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=が殺害された事件で、遺体発見から1年となる26日、父親のレェ・アイン・ハオさん(35)が遺体遺棄現場の我孫子市北新田の排水路脇を訪れ、遺影に向かい静かに手を合わせた。リンさんの友人らから贈られた花を供え、「この世界にまだリンちゃんがいる気がする」と報道陣に胸の内を明かした。

リンさんが暮らしていた松戸市では、同市の本郷谷健次市長が六実市民センターに設置された献花台やリンさんの自宅を訪れ、冥福を祈った。

リンさんは昨年3月24日朝、修了式出席のため松戸市内の自宅を出た後、行方不明になり、同26日に遺体で発見。同小保護者会長だった渋谷恭正被告(46)が殺人などの罪で起訴された。初公判は6月4日。