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千葉県の子どもと学校統計 急激な「少子化の進行」 【ちば地理再発見】

新年度が始まりました。子供たちは新しい学校生活への期待に胸膨らませていることでしょう。

千葉県にはどのくらいの子供たちがいるのでしょうか。「少子化の進行」が大きな社会問題となっていますが、千葉県ではどうなのでしょうか。そこで、子供や学校に関する状況の概要を統計的にまとめてみました。

日本では「学校基本調査」を毎年度行っており、その基準日を「5月1日現在」としています。千葉県での調査結果は「千葉県教育便覧」という資料にまとめられています。

まず、少子化の進行についてです。表から分かるように、平成9~29年度の20年間で、県人口が約584万人から約625万人へと約41万人増加している一方で、児童生徒数は約75万人から約64万人へと約11万人減少しています。

なお、現在ウェブ上で確認できる千葉県教育便覧の最古データである平成2年度からの変化でみると、県人口約70万人増に対して児童生徒数約31万人減となります。平成の約30年間を通じて、少子化は確実に、しかも急激に進んでいるといえます。

千葉県では、五つの教育事務所と、政令指定都市である千葉市の、計六つの教育地域区分があります。各教育事務所の管轄範囲は地図の通りです。

現在の県内小・中学校について、子供たちや学校数の状況を、この6地域区分別にみてみます。千葉市・葛南・東葛飾の3地域を合わせると、面積では県全体の約6分の一しかありませんが、小学生数も中学生数も全体の約3分の2を占めています。中でも葛南地域は、面積は県全体の20分の1未満ですが、小学生数・中学生数とも4分の1以上を占めています。

都市部・都市近郊部では、大規模開発などによる急激な転入増のために教室が不足して校舎増築をしたり新設校を開校したりする地域もあります。

また、児童・生徒数が千人以上のマンモス学校がいくつもあります。最多は船橋市で、児童数最多の葛飾小学校(1268人)を筆頭に、小学校が6校、中学校が2校あります(平成29年度)。

一方、特に郡部では小規模校が増え、閉校・合併する学校が年々見られます。

児童・生徒数の減少が学校存続にも関わる深刻な問題となっているのです。

千葉県には分校も3校あります。千葉市立更科小学校富田分校、八街市立二州小学校沖分校、袖ケ浦市立平岡小学校幽谷分校です。

どの学校も、地域の特性を生かしながら特色ある教育活動を展開しています。子供たちが毎日笑顔で充実した学校生活を送ることを願ってやみません。

 

本日、千葉市花見川区さつきが丘自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

千葉市中央区亥鼻千葉大学医学部附属病院に通院治療をされ戻りました。