千葉市   ロボット世界大会

千葉市

ロボット世界大会に千葉県内の中高生チーム出場 日本勢初、米で26日から

東邦大東邦高(習志野市)など、県内中高生のチーム「SAKURATempesta(サクラ・テンペスタ)」が、米国ミシガン州、デトロイト市で26日(現地時間)から始まるロボット競技の世界大会「FIRSTRoboticsCompetition(FRC)」に、日本から唯一、初めて出場する。資金調達の苦労などを味わいながら手にしたキップで、メンバーも入賞に意欲を見せている。

世界大会に出場するのは、東邦大東邦高3年、中嶋花音さん(17)など同高生徒や、渋谷教育学園幕張中学校高等学校(千葉市)の中高生らのチーム。米国の留学先の高校チームの一員として、昨年4月の同大会に出場した中嶋さんが日本のチームでの出場を考え、同年6月ごろからメンバーを募集、多彩な人材が集まった。チーム名は日本をイメージする桜と、イタリア語の「嵐」のテンペスタから名付けた。

FRCは中高生対象の大会で、資金調達などチームの運営や社会貢献も審査対象となる。今年1月からロボット製作に着手し、英語のルールブックを読みながら2月中旬に完成した。また、クラウドファンディングや協賛企業を募集。苦労しながら6千ドルの参加費などの費用を確保し、3月下旬の地区大会(ホノルル)に出場、初出場チームとして高い評価を受け世界大会進出を果たした。

北米などから約400チームが出場する世界大会に向けて、メンバー18人のうちの14人が指導・引率の大人3人と今月24日、出発する。キャプテンの中嶋さんは「個々のメンバーがベストを尽くしてルーキー・オールスター賞を狙いたい」と抱負。てんびんに箱を乗せる競技でロボットを操縦する東邦大東邦高2年、曽根原佑飛さん(16)も「完成度の高いロボット。ルーキーチームの中で最高賞を取りたい」と意気込みを披露した。

SAKURATempestaのロボット(同チーム提供)
活動拠点を提供するなど支援している、千葉工大未来ロボット技術研究センター(習志野市)の富山健研究員(69)は「大学生を超えたチーム」と評価し偉業を称えている。また、出場報告を受けた同市の宮本泰介市長も活躍を期待した。

世界大会の参加費は5千ドルで、渡航費などを含めてさらに資金が必要なことから支援を求めている。問い合わせは、チームのホームページsakura-tempesta.orgへ。

 

本日、千葉市花見川区検見川町自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

千葉市中央区新町そごう千葉に行かれました。