市川市   千葉の小中学生の過半数が虫歯放置 

市川市

千葉の小中学生の過半数が虫歯放置 保険医協会調査 経済的要因も

県内の公立小中学校や特別支援学校で、歯科治療の受診が必要な児童生徒のうち、過半数が未受診であることが、県保険医協会の調査で分かった。同協会は、受診率の向上に向けて今回の調査結果を活用し、市町村や学校など関係機関との連携も強めたい考えだ。

同協会は県内の歯科や病院の開業医らで構成。児童生徒の虫歯の状況を調べ、「平成29年学校歯科治療調査報告書」にまとめた。同様の調査は各都道府県の保険医協会で既に行っているところもあるが、本県では初の試み。調査は昨年10~12月に行い、公立小310校、公立中122校、特別支援学校22校から回答を得た。

それによると、28、29年度の学校歯科検診で、歯科への受診が必要とされたが、受診していなかった児童・生徒の割合は、小学校は46・5%、中学校は70・1%だった。特別支援学校は60・1%で、全体では52・5%だった。

学校から寄せられた個別の事例では「小1から治療の形跡なく、乳歯12本が未処置」(市川市の小3男児)や「母子家庭で母親が関心なく、受診するというがいっこうに行かない」(八街市の中学生)など、経済面や家庭の事情に問題があり受診しないケースが多く見受けられたという。

歯科医で同協会副会長の野崎泰夫氏は「自身の経験でも治療せず虫歯だらけの児童・生徒と虫歯が全くなかったり、受診済みの子供の二極化が進んでいる」と分析している。

 

本日、市川市押切自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

市川市菅野東京歯科大学市川総合病院に通院治療をされ戻りました。