習志野市     “愛犬”アイボ114台集団葬 

習志野市

“愛犬”アイボ114台集団葬 供養後は修理パーツに /いすみ・光福寺

ソニーの犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の旧型114台の集団葬儀が、千葉県いすみ市大野の光福寺(大井文彦住職)で営まれた。新型が発売されても長年一緒に過ごした“愛犬治療”の依頼は増加傾向にあるといい、供養後は修理用のパーツを提供する献体になる。

旧型アイボのメーカーサポートは終了しており、ビンテージ家電修理会社「ア・ファン」(習志野市、乗松伸幸社長)が修理を請け負っている。1月に新型が登場したが、「修理依頼は増えている」(乗松社長)といい、全国から寄贈を受けた旧型アイボから部品を抜き取るなどして復調させている。

祭壇には、オーナーの名札が掛けられた114台がずらりと並んだ。大井住職の読経の後、アイボ2台も仲間のために題目を唱えた。

葬儀は献体にする前にオーナーの気持ちに応えようと同社が執り行っており、6回目を迎えた。