千葉市 ダウン症のピアニストに「命のノーベル賞」

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ダウン症のピアニストに「命のノーベル賞」 岡山・津山の川嶋さん、9月授賞式

国内外で演奏活動に取り組んでいるダウン症のピアニスト川嶋絢さん(27)=岡山県津山市=が“命のノーベル賞”として知られる台湾の「全球熱愛生命奨章」を受賞した。ピアノを始めてから20年余。地域の小学校や病院、福祉施設への慰問公演をはじめ、台日友好コンサートへの参加を重ねており、活動が評価された。9月に台湾・台北市で授賞式が行われる。

保育園で鍵盤ハーモニカに興味を示したことがきっかけで5歳から市内のピアノ教室に通い始めた川嶋さん。手が小さく、通常の指使いでは弾けない楽曲をアレンジしたり、覚えるのが苦手な音符を片仮名で認識したりと努力を続けてきた。

美作高通信制課程に進学してからは、自宅で毎日5~7時間の練習を重ねるほか、岡山市の教室で週1、2回レッスン。2009年の国際障害者ピアノフェスティバル全国大会(千葉市)を皮切りにカナダ、オーストリアと国内外の演奏会に参加した。

16、18年には、ダウン症や自閉症といった障害のある県内外の6人のピアニストで結成した「宙(SORA)への奏で」の一員として台湾で腕前を披露するなど、現地の人々と交流も深めている。

全球熱愛生命奨章は、がん闘病中に詩を書き続け、10歳で亡くなった台湾の少年をしのんで1997年に設立された財団法人が、障害を抱えながら命を大切にする人々をたたえている。今年は世界各地の18人が選ばれた。日本人は川嶋さんだけで、9月の授賞式に臨み、蔡英文総統と面会する。

現地では慰問公演が予定されており、川嶋さんは「受賞はとてもうれしい。大勢の人が幸せで笑顔になれるような演奏を披露したい」と話している。

 

本日、千葉市花見川区さつきが丘自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

千葉市中央区亥鼻千葉大学医学部附属病院に

通院治療をされ戻りました。