脳貧血によるめまいと吐き気 天皇陛下 ご公務延期
2日朝早く、天皇陛下が体の不調を訴えて医師の診察を受けられました。脳貧血によるめまいと吐き気の症状があり、公務を延期されるということです。宮内庁前から報告です。
(社会部・横地明子記者報告)
1日に陛下はいつも通り夜に就寝されたものの、2日午前4時ごろに「気分が悪い」と皇后さまを起こされたということです。宮内庁によりますと、天皇陛下は御所に待機をしている侍医の診察を受け、脳貧血によるめまいと吐き気の症状があることから、しばらく安静にして経過観察が必要だということです。幹部によりますと、現在は少し体調が落ち着いてきているということです。公務については後日に延期することになりました。2日は高円宮家の三女・絢子さまと日本郵船の社員・守谷慧さんとの婚約が内定し、午前に宮内庁の加地宮務主管が会見を開きました。この会見に先立ち、絢子さまと母・久子さまが両陛下にあいさつする予定でしたが、陛下が体調を崩されたことから、あいさつは皇后さまお一人がお受けになったということです。宮内庁によりますと、絢子さまは去年12月、久子さまの紹介で守谷さんと知り合いました。久子さまは「出会いからあまり時間が経っていないのですが、2人でしっかりと意思確認をしており、相性がとても良いように感じます」と感想を宮内庁を通じて発表されました。また、守谷さんの父は「ご内定を頂きましたことにつきましては大変、恐れ多いことであり、ありがたきことと感謝申し上げてあります」とコメントしています。午後3時からは絢子さまが守谷さんと一緒に宮内庁で会見を行い、婚約に至る経緯などについて明かされる予定です。