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千葉市の地域ポイント「ちばポ」実証実験 7月20日から風太WAON活用

千葉市は28日、「イオン」(同市美浜区)が運営するご当地ICカード「ちば風太WAONカード」を活用した地域ポイント制度「ちばシティポイント(ちばポ)」の実証実験を7月20日から始めると発表した。同制度は、市のボランティア活動などへの参加でもらえるポイントが同社の電子マネー「WAONポイント」に常時交換できるのが最大の特長。同社などによると、全国で初めての取り組みという。

市によると、同制度の対象はボランティア活動と禁煙サポートなどの健康維持・増進活動、パラスポーツ普及活動の計30事業。ちば風太WAONカードを専用の端末にかざすと、参加1回に対して原則50ポイントがもらえる。ポイントは認定NPOへの寄付や市施設利用券などとの交換のほか、WAONポイントとして全国約40万カ所の商業施設で買い物などに使える。

市は同カード1万枚を実証実験の参加者に配布。すでに発行済みの同カードでも実験に参加できる。同カードは利用額の0・1%が市に寄付されており、2017年度末までに約2580万円が市に“還元”されている。

熊谷俊人市長は「市民にとって使い勝手のいい制度。市民に地域活動への参加を促すことができる。付与の対象事業を広げていきたい」と話した。