市川市  千葉、横浜の特殊詐欺拠点を摘発 

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千葉、横浜の特殊詐欺拠点を摘発 京都府警など メンバー4人逮捕

息子を名乗り女性から現金をだまし取ったとして、京都府警と千葉県警の合同捜査班は19日、同県松戸市と横浜市内の特殊詐欺グループの拠点を摘発したと発表した。首都圏の計約2万4千世帯分の名簿を押収、グループのメンバーとみられる男4人を逮捕しており、実態解明を進める。

逮捕されたのは、千葉県松戸市の自称無職、松本将光(26)▽東京都墨田区の自称溶接工、増田純康(24)▽東京都江東区の自称とび職の少年(19)▽東京都大田区の自称無職、荒木孝文(28)-の4容疑者。府警は認否を明らかにしていない。

松本容疑者の自宅マンションの一室と、荒木容疑者が借りていた横浜市内のマンションの一室が活動拠点だったとみられる。

荒木容疑者の逮捕容疑は6月、千葉県市川市の主婦(62)宅に、息子を名乗って「先輩が会社の金を使い込み、自分も疑われている。一時的に金を立て替えれば済む」などとうその電話をかけ、都内の路上で現金253万円をだまし取ったとしている。

他の3人は1月、千葉県浦安市のパートの女性(57)宅に息子をかたって電話し、都内の喫茶店で現金200万円をだまし取った疑いが持たれている。