交通事故多発エリア、HPで公開へ 神奈川県警、横浜や川崎など10カ所

交通事故多発エリア、HPで公開へ 神奈川県警、横浜や川崎など10カ所

人身事故を減らそうと、神奈川県警は28日から県内の事故多発エリアをホームページ(HP)で公開する。1キロ四方当たりの人身事故の発生件数が多い10エリアを抽出。ドライバーに注意を促すとともに、当該エリアでの交通違反の取り締まりを強化する。県警交通指導課は「事故多発地点をここまで絞って公表するのは初めて。当該エリアでは一層、交通安全に注意してほしい」としている。

同課によると、県内全域を1キロ四方に区切り、今年上半期の人身事故の発生件数を調査。その上で件数が多い10エリアを抽出した。 HPでは、各エリアの事故発生地点を地図上で示すほか、多発時間帯や状況などを掲載する。例えば、発生件数が最多だった横浜市営地下鉄阪東橋駅周辺(横浜市中、南区)の説明では、「薄暮時間帯(午後4時~同7時)」「国道16号」「出合い頭」などと記載。重点的に取り締まる項目も「交差点関連違反(信号無視など)」と明示する。

掲載エリアは次の通り(かっこ内は発生件数)。▽阪東橋駅周辺(67件)▽伊勢佐木長者町駅周辺(61件)▽新川崎交差点周辺(58件)▽浅間下交差点周辺(47件)▽厚木署周辺(46件)▽古淵駅周辺(44件)▽関内駅周辺(43件)▽井土ケ谷中町周辺(42件)▽高島町駅周辺(42件)▽相模原市役所周辺(41件)。