習志野市 八剱神社 (習志野市)
習志野市鷺沼3-16
八剱神社(やつるぎじんじゃ)は、千葉県習志野市鷺沼にある神社である。鷺沼の根神社の末社。
由緒
創建は不詳だが、もとは隣村久々田村の神であり、延宝6年(1678年)に鷺沼村と久々田村が出入りになったとき、久々田村にも八剱神社を創建したことを考えると、近世前期の創建と考えられる。
剣の祭り
毎年3月1日(現在は3月第1土曜日)、天狗の面をかぶり御榊を持った氏子を先頭に、身を清めた白装束の8人の若者が、同じ鷺沼内の根神社を出発して長さ2メートルほどの剣を模した棒を持って練り歩き、鷺沼地区(かつての鷺沼村)の家々を巡って土足で屋内に上がり、「悪事災難逃れますように」と唱えつつ厄祓いを行い、八剣神社に至る。 幕張と津田沼の村境など四ヶ所の辻では剣を模した棒で辻切りを行う。
もともと、鳥追い行事と辻切りをあわせたものに、大正期に天狗面などの形態が導入されて、今の形になったと伝えられる。ただ、かって使っていた剣には「元禄」の年号があり、祭り自体は江戸時代から続いていると考えられる。