市川市 概要
面積
57.45km2
(境界未定部分あり)
総人口
491,214人 [編集]
(推計人口、2018年4月1日)
人口密度
8,550人/km2
市川市(いちかわし)は、千葉県北西部の葛南地域に位置する市。旧東葛飾郡(葛飾郡)。千葉県では人口第3位。東京都特別区部への通勤率は46.5%(平成22年国勢調査)。
市川市は、江戸川および旧江戸川をはさんで東京都の隣、都心から15km-20km圏内に位置し、東京都心のベッドタウンとして発展している。
市中央部(西部)は、国道14号、総武線、京成線を軸として、閑静な高級住宅地としての一面、文教都市としての一面、市の行政及び商業の中心としての一面がある。市川、真間、菅野、新田、平田、八幡などは市の木であるクロマツも多く静かなたたずまいであり、これらの地区は戦前から東京下町(神田、日本橋、京橋、本所、深川、柳橋、浅草橋など)の富豪が別荘を構え、戦後もお屋敷街を形成する高級住宅地となっている[1]。過去には永井荷風、幸田露伴(次女の幸田文、孫の青木玉も同居)、北原白秋など数多くの文人が好んで住み、市川に関する記述がある作品も多く、これら文人の足跡が市民団体や市などの手で「市川文学の散歩道」として残されている。この周辺には国立大学を始め、私立の大学、高等学校、中学校、小学校が多数存在する文教都市となっている。市川駅及び本八幡駅周辺は、タワーマンションや商業施設、企業が立ち並び商業地として発展している。本八幡駅周辺は、市役所などの市の施設が多く立地する行政の中心にもなっている。
南部は、東京メトロ東西線沿線が区画整備された道幅の広い市内では比較的新しい住宅地として開けており、京葉線、国道357号(首都高速湾岸線・東関東自動車道)沿線の湾岸部が工業地となっていて、様々な企業の工場及び倉庫が立ち並ぶ物流の拠点となっている。
北部から東部にかけて北総線、武蔵野線沿線に豊かな自然が残っており、市の名産品である梨畑が広がっている。
市全域が歴史のある町のため、上述の閑静な高級住宅地や史跡、古刹なども数多く残されている一方で近年は車社会となり、狭く入り組んでいる路地が多いことなど不都合となっている箇所も多く、人口の増加に伴う開発が課題となっている。
2018年6月2日に開通した国道298号及び東京外環自動車道により、弱点であった南北間の交通の便が向上した。
子供会活動を通じて行われたキックベースボールの発祥の地である。