台風22号 フィリピンで64人の死亡確認
フィリピンで多くの死傷者を出した台風22号は16日、中国南部に上陸し、少なくとも2人が死亡した。
台風22号は16日午後、勢力を保ったまま中国南部に上陸し、香港では強風により、工事中のビルの足場が崩れたり、高層ビルの窓ガラスが割れたりするなどの被害が出た。
また、広東省では高潮による被害も出ていて、現地からの映像では、波がホテルの入り口を突き破って流れ込んでくるのが確認できる。
さらに、大雨による洪水の被害も出ていて、地元メディアによると、少なくとも2人が死亡した。地元当局は警戒レベルを最も高い水準に引き上げ、安全確保を呼びかけている。
一方、15日に台風の直撃を受けたフィリピン北部では、土砂崩れに巻き込まれるなどして、これまでに64人の死亡が確認されたという。